「やめろって言ってるんだよ!」。撮影をやめさせようとする同僚の罵声がいきなり響く。テレビ報道の裏側を赤裸々に描いたドキュメンタリー映画「さよならテレビ」。名古屋の民放テレビ局「東海テレビ」の現役社員が自社の報道部にカメラを向けた異色の作品だ。今年に入って全国各地で封切られ、話題を呼んでいる。この映画を作った2人はいま、作品の舞台ともなった職場の中でどんな風に過ごし、何を思っているのだろうか。

拡大する写真・図版「さよならテレビ」の阿武野勝彦プロデューサー(右)と土方宏史監督=名古屋市東区

撮る側が撮られる側に

 ――映画は冒頭から張り詰めた空気です。普段「撮る側」の皆さんが「撮られる側」にされたときの緊張感がにじんでいます。映画公開後の今はどうですか。

 土方宏史監督 撮影の舞台であり、同時に私の職場でもある報道部の中ではほとんど話題に上りません。口に出すのを避ける雰囲気というのか。映画が無事に封切られても、撮影中の軋轢(あつれき)はなかったことにはならないし、被写体にされた報道部幹部やスタッフの中には、映画での描かれ方に傷ついている人もいます。

 ――傷つくとは?

 土方 テレビの問題点を浮き彫…

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