拡大する写真・図版「さよならテレビ」の一シーン=(C)東海テレビ

 テレビ報道の裏側を生々しく描き出したドキュメンタリー映画「さよならテレビ」。テレビ離れがいわれるいま、この作品を作った狙いはどこにあるのだろうか。「東海テレビ」(名古屋市)の現役社員でもある阿武野勝彦プロデューサーと土方宏史監督に聴いた。

 ――「さよならテレビ」というタイトルにはどんな思いを込めましたか。

 阿武野 土方監督から企画を説明された瞬間にふっと出た言葉で、意味はうまく説明できないんですよ。これを作ったら、自分たちがテレビから「さよなら」せざるを得ない事態になるかも、という思いがあったかも知れません。

二十年越し…メディアの内側に切り込む

拡大する写真・図版「さよならテレビ」の一シーン=(C)東海テレビ

 ――なぜそんな思いが。

 阿武野 メディアの内側に切り込むという試みは、実は私にとっては初めてではないのです。私が37歳くらいのとき、当時の報道局長から「メディアリテラシー(メディアの情報を主体的・批判的に読み解く力)についての番組を作れ」と言われたことがあって。その中で、会社の都合で取り上げる「マルゼ」(是非もの)ニュースの存在についても触れようとしたんです。すると私が報道局から外される人事異動があり、番組はそのまま別の企画に……。だからこの映画は25年越しのリベンジなんです。

 ――「さよならテレビ」では、その「マルゼ」が取り上げられていました。

 土方 「あえてタブーに切り込…

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