【動画】夜の網走に香る「から酒」=神村正史撮影
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 北海道網走市の一部の漁師たちの間で昔から親しまれる酒の飲み方がある。むき身にした後のカニの殻をあぶって、熱々の日本酒に浸す。カニの風味が酒にとけ出してきたところを、ちびちびと味わうのだ。

 甲羅に酒を注ぐ飲み方ではなく、いわば「ひれ酒」のカニバージョン。そんな「漁師の酒」が網走の夜の街で静かなブームになっている。火をつけたのは、市内の水産会社、牛渡(うしわたり)水産の牛渡貴士さん(35)だ。

 漁業と水産会社を営む家で育った牛渡さん。しかし「家業は継がない」と大学卒業後は住宅関連会社に就職した。ところが網走を離れて暮らすうちに「故郷の資源の貴さに気づき、家業を継ぐために舞い戻った」。流氷と監獄という観光の2大看板を持つ網走。街にはインバウンドによる外国人客があふれていた。

 「高い旅費をはたいてここまで…

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