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 府が同性カップルを夫婦と同等と認める「パートナーシップ宣誓証明制度」に申し込んだ男性カップルが31日、府庁で宣誓し、2人の関係を公的に示す受領証を受け取った。府の証明を受けた1組目。2人は「自治体の取り組みが、国の婚姻制度を同性カップルに広げる流れにつながれば」と話した。

 大阪府泉大津市に住むサービス業の山田修示さん(56)とフリーデザイナーの蛭田成夫さん(54)は、約20年前から連れ添い、7年前に米ラスベガスで結婚式を挙げた。吉村洋文知事からひとりずつ、運転免許証大の受領証を手渡され、「末永くお幸せに」と祝福された。蛭田さんは「今日は自分にとってカミングアウト。そろそろ自分らしく生きていいと思えた」、山田さんは「いずれ夫婦と同じ法的権利を持てるよう社会が変わってほしい」と涙ぐんだ。

 受領証があると、府営住宅の入居申し込みができる。法的拘束力はなく、民間での対応はそれぞれの判断に委ねられる。吉村知事は「府としてしっかり政策を進める」と述べ、「同性同士も婚姻できるよう、本来は国がきちんと整備するべきだ」とした。31日現在、府の制度に申し込んだカップルは13組。(花房吾早子)

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