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 長崎県と佐世保市が誘致をめざすカジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡り、県議会のIR・観光振興対策特別委員会の委員10人が30日、県に交通アクセスの強化を求める意見書案をまとめた。2月25日開会の定例会に提出する。

 委員らはこの日、佐世保市のハウステンボス(HTB)にある候補地とその周辺を視察。候補地はHTBの西側約31ヘクタールで、現在は直営のホテルが立つ。県議らは隣接する早岐港の整備や、長崎空港からの航路などについて県の担当者に説明を求めた。

 意見書案では、IR整備を「観光振興や地域経済の活性化の起爆剤となる千載一遇の好機」とし、陸海空のアクセス強化などを盛り込んだ。臨港地区については、今後選ばれるIR事業者が整備を提案できるが、この日の協議で、田中愛国県議(自民党・県民会議)は、業者がやってくれるかのような楽観的な見方には釘を刺した。

 麻生隆県議(公明)はIR汚職でのイメージ低下に懸念を示し、「国は進めていこうとしてるので(意見書では)大事さを強調してほしい。横浜や和歌山とは政治力が違う」と述べた。(榎本瑞希)