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 奈良県立五條高校(五條市岡町)で100年以上続く伝統の「耐寒金剛登山」が1月31日にあった。1、2年生計538人が雪が舞う大阪府境の金剛山山頂(標高1125メートル)を往復する約14キロの険しい道のりに挑んだ。

 生徒らはクラスごとに午前9時半ごろ学校を歩いて出発し、約1時間後に登山口(同市小和町)へ。前日の下見では山頂に積雪がなかったが、この日はふもとでも一時激しくあられが降り、山頂は雪で覆われたという。

 生徒たちは、防水・防寒着を着込み、アイゼンを持参。ぬかるんだ山道を元気よく登った。1年の高橋龍真(りゅうま)君(16)は「雪があって冬らしくていい。友達と一緒にがんばります」。早い生徒は午後2時ごろには下山し学校へ。保護者が前日から仕込んだ豚汁とコロッケで疲れを癒やした。

 同校の耐寒金剛登山は旧制中学時代に始まり、1912(大正元)年に実施した記録が残っているという。(福田純也)