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 三菱重工業は31日、大正時代から昭和20年代にかけて同社が手がけた航空技術や戦闘機を展示する「大江時計台航空史料室」を名古屋市港区に開く。一般公開に先駆け、30日、報道向けに内部が公開された。

 史料室では、戦闘機の模型やパネルなど200点以上を展示。第2次世界大戦で使われた「零式艦上戦闘機(零戦)」や、ロケットエンジンを搭載した日本初の戦闘機「秋水(しゅうすい)」の実物大復元機もある。愛知県豊山町の工場内に2017年まであった旧史料室の展示物などを移転し再整理した。

 移転先の建物は通称「時計台」と呼ばれ、戦前に三菱重工の名古屋航空機製作所の本館として使われた。同製作所では零戦の設計・製造も行われた。スタジオジブリの映画「風立ちぬ」に登場する主人公のモデルとなった設計者、堀越二郎(1903~82年)も勤務。戦闘機の設計図や航空技術を学ぶための海外視察の辞令や報告書など、映画の世界をほうふつとさせる品々も展示される。

 開館時間は月・水・金曜日の午前9時から午後5時で完全予約制。ホームページ(https://www.mhi.com/jp/expertise/museum/nagoya/別ウインドウで開きます)から申し込める。(初見翔)