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 交通事故死者の全国ワーストを17年ぶりに返上した愛知県で、年明けから死亡事故が相次いでいる。歩行中に高齢者が車にはねられる事故などが、昨年を上回るペースで発生。愛知県警は横断歩道で一時停止しない「横断歩行者妨害」の取り締まりを強化する。

 県警によると、30日現在の死者は17人で、前年同期より10人多い。65歳以上の高齢者は11人で、このうち6人が横断歩道などを歩いていた途中に事故に巻き込まれたという。

 県内の昨年の交通事故死者は156人で、都道府県別のワースト2位。県の交通安全計画では2020年までに155人以下まで減らす目標だが、今年1月のペースで推移すると達成できない見通し。名古屋市は22日、10日間以内に3人以上亡くなると発令される「市交通死亡事故多発警報」を今年初めて出した。

 県警交通機動隊は、過去の事故統計をもとに中川、港、西枇杷島の3署の管内で取り締まりを強化する。第一交通機動隊(名古屋市)は31日に出発式を開き、飯田悟隊長が「歩行者を守る取り締まりをさらに強化していき、横断中の歩行者の事故を減少させましょう」と呼びかけた。(村上友里)