大型船で新型肺炎の疑い、7千人下船できず 陰性と判明
ジュネーブ=河原田慎一
地中海を航行中の大型クルーズ船内で30日、新型コロナウイルスによる肺炎が疑われる例が発生し、イタリアの保健当局は、マカオから来た男女2人の検体をローマ市内の病院に送った。同日夜(日本時間31日未明)までに、ともに陰性と確認されたが、クルーズ船の乗客約7千人がローマ近郊のチビタベッキア港に停泊した船内で半日にわたって待機させられた。
イタリアメディアが報じた。2人は25日にイタリア・ミラノに空路で到着。サボナ港からクルーズ船に乗船したが、女性が29日夜に発熱と呼吸障害を訴え、同行していた男性とともに船内の診療所を訪れたという。2人はすぐに別の部屋に移され、ほかの乗客から隔離されたが、検査結果が出るまで乗客全員が下船を禁じられたという。(ジュネーブ=河原田慎一)
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