台北=西本秀
新型コロナウイルスによる肺炎の感染が広がっている問題で、中台関係の緊張が台湾側に影を落としている。武漢に取り残された台湾人の救出について交渉は進まぬまま。中台問題のあおりで台湾は世界保健機関(WHO)の会合からも排除されているため、世界的な防疫に抜け穴ができる懸念も指摘されている。
武漢には現在も約400人の台湾人がとどまっているとみられ、台湾の対中窓口機関である海峡交流基金会(海基会)には「持病の薬を使い切ってしまった」など、救出依頼の電話がかかっているという。
蔡英文(ツァイインウェン)政権下で中台関係は冷え込み、中国側は当局間の公式の連絡を絶っている。台湾側は海基会や現地の台湾系企業の団体を通じて、台湾人の安否確認や、チャーター便による移送などを働きかけている。
だが、中国政府の対台湾政策を…
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朝日新聞国際報道部