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 新型コロナウイルスによる肺炎が発生した中国・武漢市(湖北省)から、帰国を希望する日本人を乗せた日本政府の民間チャーター機の第2便が30日、羽田空港に到着し、210人が帰国した。13人が体調不良を訴え、空港から東京都内の医療機関に搬送。このほか症状のなかった13人も帰国後の検査の後に医師の判断で入院し、入院者は計26人になった。

 第3便も30日夜、羽田空港を出発。帰国者を乗せ、31日午前に日本に到着する予定。外務省によると、約200人を乗せるとしている。第4便は来週の派遣になる見込みという。

 第2便では、搭乗前の中国当局の検査で熱やせきの症状があった2人の出国が認められなかった。政府によると、30日時点の帰国希望者は約300人だが、さらに人数が増える可能性もある。

 第1、2両便ともに機内で検疫を行い、発症が疑われる人や症状のある人は、都内の感染症の医療機関に搬送される。政府は、症状がない人も用意したバスで国立国際医療研究センター(東京都新宿区)に移り、ウイルス検査をするよう求めている。

 また、政府は帰国直後のウイルス検査で陰性だった人について、政府が求めている2週間の外出自粛が過ぎた後に再検査することを検討している。発熱などの症状が出ていない感染者が国内で確認されたことで、検査態勢を強化する。安倍晋三首相は30日に「水際対策などのフェーズをもう一段引き上げていく必要がある」と述べていた。