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 中国の湖北省武漢市を中心に広がる新型コロナウイルスによる肺炎について、中国国家衛生健康委員会は1日、中国内での感染者が前日より2102人増えて1万1791人に、死者は46人増え259人になったと発表した。中国本土の感染者は1万人を超え、感染拡大が収まる気配はない。

 同委員会によると、さらに約1万8千人に感染の疑いがあるという。中国政府が延長した春節(旧正月)の連休が3日に明けるため、帰省者のUターンラッシュも予想される。北京市が生活インフラに関係のない企業に10日まで出勤を控えるよう指示するなど、各都市が感染拡大への警戒を強めている。

 一方、春節を日本で過ごした武漢市民ら約350人を乗せたチャーター機が1日未明に羽田空港を出発し、同日早朝に武漢に到着した。中国政府は交通機関の停止により戻る手段のない自国民に向け、帰還支援を進めている。(北京=冨名腰隆)