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いちからわかる!

 Q 米国の大統領を決める選挙が始まるの?

 A 選挙は夏季五輪のある年と同じ、4年ごとに行われる。共和党と民主党の2大政党が政権を争っていて、今回は再選を目指す共和党のトランプ大統領に、民主党の候補が挑むんだ。投開票日は11月3日と、9カ月も先だけど、2月3日から候補者を選ぶ手続きが本格化するんだ。

 Q 3日に何があるの?

 A 大統領候補を決めるために、各州で予備選や党員集会が開かれる。そのスタートとなるのが、3日にある中西部アイオワ州の党員集会だ。11日には北東部のニューハンプシャー州で最初の予備選もある。

 Q 党員集会と予備選?

 A 大統領候補を正式に決めるのは、夏に開かれる党大会だ。この党大会に出席する地域代表の「代議員」を決めるのが、党員集会と予備選なんだ。党員集会は集まって議論するけれど、予備選は通常の選挙と仕組みが一緒で、近年は予備選の方が一般的だ。

 Q 代議員が決まるとどうなるの?

 A 民主党の一般代議員は約4千人。党員集会や予備選の結果に応じて候補に代議員が割り当てられ、誰かが過半数を獲得できれば、その段階で大統領候補に内定する。多くの党員集会や予備選挙が重なる日は「スーパーチューズデー」と言って山場になる。今年は14州が重なる3月3日だ。

 Q 11月の大統領選は、有権者の直接投票によって決まるんでしょう?

 A そうではないんだ。大統領選では各州の人口に応じて「選挙人」が割り当てられていて、大半の州では、一票でも得票が多い候補が選挙人を「総取り」する。だから、人口の多い州で大勝するより、接戦州を小差で制する方が効果的だ。前回の大統領選でも民主党のクリントン氏の方が約300万票多く獲得したのに、選挙人の数でトランプ氏が上回って勝利したんだ。(香取啓介)