拡大する写真・図版薬局の前には早朝からマスクを求める人の長い行列が出来ていた=2020年1月31日、上海市

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 新型コロナウイルスによる肺炎の感染が全土に広がる中国で、マスク不足が深刻になっている。買い占めやそれに伴うトラブルが続出。工場は春節返上で稼働しているが、各地で敷かれる移動規制で作業員の確保も難しく、混乱は当面続きそうだ。

 1月31日、上海市松江区のマスク製造工場では、従業員が生産レーンから次々と運ばれるマスクの検品や袋詰め作業に追われていた。

 工場内部を内外メディアに公開した上海市政府によると、市内に17あるマスク工場の多くが春節休暇を返上して生産を続けているという。市担当者は「市民の最大の関心事はマスクの確保。各社全力を注いでいる」とアピールする。

拡大する写真・図版上海市内のマスク工場では、春節休暇返上で増産体制を組んでいるという=2020年1月31日、宮嶋加菜子撮影

 中国政府によると、中国は世界最大のマスク生産国で生産量は全世界の約半分を占める。国内の全工場を合わせると1日約2千万枚の生産が可能だが、春節休暇や新型肺炎による住民の移動規制で生産態勢が整わない工場が多く、現在の生産量は1日約800万枚にとどまる。

 生産が需要に追いつかない中、各地でマスクを巡るトラブルが相次いでいる。

 上海市内の薬局では28日、マ…

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