拡大する写真・図版マスクを売る商店には「今日のマスクは売り切れ」「1人3枚まで」などと書かれた告知が掲げられている=2020年2月1日、台北、西本秀撮影

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 新型コロナウイルスによる肺炎でマスク需要が高まるなか、台湾当局はマスクを販売する際、1人3枚までに制限し、価格も一律1枚6台湾ドル(約20円)と定める措置を始めた。2月中旬まで続く見通しで、中国など海外へのマスクの輸出も禁じている。

 台湾で初の感染者が確認された1月21日以降、台北市内の雑貨店では「マスク売り切れ」の貼り紙が掲げられ、入荷してもすぐに無くなる状況が続く。春節の休みも影響し、マスクの生産量は1日に約400万枚にとどまる。約2300万人の市場の需要には追い付かない状況だ。

拡大する写真・図版マスクを不当な高値で販売する動きを通報するよう呼びかける台湾当局のチラシ(台湾・行政院提供)

 買い占めや値段のつり上げを防ぐため、内閣にあたる行政院は1月下旬から、購入を1人3枚に制限。値段は当初1枚8台湾ドルに指定したが、「高額だ」という世論の不満で、2月1日から6台湾ドルに引き下げた。

 行政院は、中国などを想定してマスクの輸出も禁止。高値で販売する例があれば通報するよう呼びかけている。違反者には、公益に反する取引を行ったとして罰金を科すという。

 業者への支援も行い、2月中旬には1日の生産量を1千万枚に引き上げる計画。需要や不安を軽減しようと、衛生福利部は「症状や持病のある人、看病をする人などを除き、健康な人は必ずしもマスクは必要ない」と呼びかけている。

 マスク不足は香港でも深刻化し…

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