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 英国の欧州連合(EU)からの離脱をめぐり、フランスのマクロン大統領は31日夜、国民向けにテレビ演説し、「ショックだ。歴史的な警告のシグナルだ」と語った。離脱の原因について「自分たちの困難に際して、我々は欧州をスケープゴートにしすぎてきた」と指摘し、二度と加盟国の離脱を招くことのないよう、EUの機能強化に向けた改革をすべきだと訴えた。

 今後のEUとの関係を決める英国との交渉については、「英国民はEUを去ると決めた。これまでと同じ義務は持たないし、同じ権利を持つこともない」と述べ、関税ゼロといったこれまでの権利だけつまみ食いすることがないよう警告。「(EUに残る)27カ国は団結する。交渉では我々の利益の維持にとことんこだわる」と強調した。(パリ=疋田多揚)