【動画】緊張のペルシャ湾 米軍主導「有志連合」の訓練に同行=竹花徹朗撮影
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 全長約50メートルの米海軍の艦艇から約100メートルの至近距離に、小型船が接近してきた。甲板上では防弾ベストとヘルメットを着用した隊員が実弾入りの機関銃の横に立ち、艦橋では別の隊員が「すぐ離れろ」と無線で呼びかけた。

 中東・バーレーンから約80キロ沖合。イランとのほぼ中間地点にあたるペルシャ湾上で1月31日午後、米海軍の哨戒艇「テンペスト」(乗員28人)が不審船対処訓練にあたった。中東海域の安全を確保するため、米国が主導した「有志連合」による「センティネル(監視員の意味)」の活動の一環で、朝日新聞記者らが同行取材した。

拡大する写真・図版「有志連合」の活動の一環でペルシャ湾を移動する米海軍船で進行方向を見守る兵士=2020年1月31日午前、竹花徹朗撮影

 この日行われたのは、米軍が用意した小型船を不審船に見立てた訓練だった。哨戒艇の隊員は「船の所属と目的を説明せよ。防衛措置をとる可能性がある」と呼びかけ、小型船は「これ以上近づかない。撃つな」と返信してから離れた。

 艦長のアンドレ・クリーブランド中佐は「特定国を想定した訓練ではない」と前置きしたうえで、「船舶が密集するこの海域では、小型の高速船による攻撃は最大の脅威の一つだ。日々準備し、防衛措置を確認している」と語る。

 バーレーンと対岸のイランは、約200キロしか離れていない。ペルシャ湾からホルムズ海峡につながる海域は、日本籍を含む商船や軍艦などの往来が多く、甲板からはほぼ常時、他の船舶が目視で確認できた。

 艦橋では隊員がモニターや双眼鏡、遠方を確認できる特殊なカメラで付近の船舶に目を光らせていた。甲板上で機関銃に実弾を装塡(そうてん)していた下士官(21)は「何かあれば、すぐに発射し、船を守れる準備を常に整えている」と語った。

 クリーブランド艦長によると、…

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