[PR]

 新型コロナウイルスが猛威を振るう中国で2日、春節の連休が最終日を迎えた。厳しい移動規制などでUターン客は減ったが、政府は感染拡大に神経をとがらせる。企業の営業再開も遅れる見通しで、経済への影響も顕在化しそうだ。(上海=宮嶋加菜子、北京=福田直之、高田正幸)

 上海の高速鉄道の玄関口、上海虹橋駅では春節の大型連休最終日となった2日、売店の多くが休業し、駅前も閑散としていた。

 改札前では列車を降りた乗客を対象に体温検査が行われ、防護服を着た係員が慌ただしく誘導していた。

拡大する写真・図版上海虹橋駅の出口改札では、乗客全員を対象に体温検査が行われていた=2020年2月2日、上海、宮嶋加菜子撮影

 江蘇省の実家から上海に戻った会社員の女性(26)は「車内では全員マスクをつけ、会話をする人もおらず異様な雰囲気だった」。

 勤め先の金融会社は9日まで休みになったが、会社は市外から戻った人は1週間、自宅で経過観察するよう求めているため、10日の仕事始めに間に合うようこの日上海に戻ってきた。「列車に乗るのに恐怖を感じたのは初めて」と話す。

拡大する写真・図版上海虹橋駅の改札から出てくるマスク姿の乗客たち。武漢発の列車は運休となっていた=2020年2月2日、上海、宮嶋加菜子撮影

 北京駅前も混雑する例年とは打って変わり、マスク姿の人がまばらに見られるだけだった。

 遼寧省から列車で帰京した女性(30)は「乗客は例年の半分以下。ガラガラで感染の恐れも感じなかった」と話す。乗車時に体温検査を求められたほか、車内でも乗務員に体調を尋ねられた。下車の際も、座席や連絡先などを書いた紙の提出を求められたという。

 一方、各地の移動規制で、Uタ…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら