拡大する写真・図版マツダの三輪トラック「グリーン・パネル」。平和などの意味を込めて、計器盤が緑色に塗装されている=2019年12月、広島県府中町

 創業100年を1月30日に迎えたマツダ。その「原点」にたち返ろうと、社員たちが広島の本社工場で週1回、ある作業を続けてきた。往年のマツダ車などを部品や小さなボルトに至るまで分解し、復元するものだ。詳しい設計図がなく、複雑な構造や溶接に向き合わねばならない。「昔のことを知らない社員もいる。どんな思いで車づくりをしてきたのかを残し、伝えていくためだ」。品質本部の吉良崇は説明した。

 進めているのは「グリーン・パネル」の愛称で呼ばれる三輪トラックの復元だ。マツダはかつて、「戦艦大和」の製造で知られる呉海軍工廠(こうしょう)などに近く、軍からの依頼で兵器や小銃の製造を余儀なくされた。戦争の足音が強まる1938年にできたのが、グリーン・パネルだった。計器盤を緑色に塗装し、平和や安全の願いを込めた。

 45年8月6日。1発の原子爆…

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