[PR]

 日本の司法制度に対し、海外の一部の報道などでにわかに批判の声が高まっています。会社法違反などの罪で起訴され、レバノンに逃亡した日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)が「非人道的だ」などと非難したことがきっかけです。実際、日本の司法制度は、グローバルスタンダード(世界基準)と比べてそれほど特殊なのでしょうか。海外の刑事司法に詳しい成城大学法学部の指宿信(いぶすきまこと)教授(刑事訴訟法)に聞きました。

拡大する写真・図版レバノン・ベイルートで1月8日、妻とともに記者会見場に到着したカルロス・ゴーン被告(左)=AFP時事

 ――ゴーン氏が特に不満を漏らしていたのが「妻との接触禁止」についてでした。保釈の条件として、妻と会ったり電話で話したりすることが原則禁止されていたからです。こうした条件は世界でも珍しいものなのでしょうか?

 世界でという以前に、日本でも珍しいと思います。一般的にDV(家庭内暴力)事件では接触が禁止されますが、それは妻が被害者だからです。それ以外の事件では、私は聞いたことはありません。DV事件以外では、他国でも珍しいと思います。

拡大する写真・図版成城大学法学部の指宿信教授=2020年1月29日、東京都世田谷区、大部俊哉撮影

 ――妻との接触禁止を理由に日本の制度を批判する声も出ていますが、そもそも日本でも一般的ではないのですね。

 そうです。公判前の被告には「…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら