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 もし世界の土の中の炭素を毎年0・4%ずつ増やせば、温暖化につながる二酸化炭素(CO2)濃度の上昇を止められる――。こんな計算に基づく国際的な取り組み「4パーミルイニシアチブ」の講演会が、山梨県甲斐市の県総合農業技術センターであった。剪定(せんてい)枝を材料にした「バイオ炭」などが具体策として紹介された。

 「4パーミルイニシアチブ」は、パリ協定が採択された2015年の気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)でフランス主導で提案され、日本を含む約280の国やNPOなどが参加する。

 先月21日に開かれた講演会には、行政関係者や農家など約120人が出席。農研機構農業環境変動研究センター(茨城県つくば市)の岸本文紅(あやか)・上級研究員は、光合成で大気中のCO2を吸収する植物を堆肥(たいひ)などとして土に戻せば温暖化対策になり、作物の収量増も期待できると説明した。

 具体的には、剪定した枝などを…

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