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 中国共産党最高指導部の政治局常務委員が3日、新型肺炎に関する会議を開き、「教訓をくみ取り、今回の対応であらわになった欠点や不足について対処能力を高める必要がある」と強調した。習近平(シーチンピン)指導部として一連の対応に不備があったことを認めた形だ。

 国営新華社通信が伝えた。習国家主席は会議で、対策の成否が「人民の命と健康、経済と社会の安定、我が国の対外開放(政策)にも直接影響する」と述べ、中国が重大な試練を迎えているとの認識を示した。

 会議は、感染の深刻な地域に集中的な対策を講じることが全国の状況の改善につながると指摘。「湖北省とりわけ武漢市がなお対策の重点中の重点だ」として、武漢とその周辺地域に国家的な支援を投入していく方針を示した。

 政治局常務委員による会議は1月25日にも開かれ、習氏が「感染拡大を阻止せよ」と号令をかけたばかり。その後も状況が好転せず、指導部の危機感があらわになっている。(北京=冨名腰隆)