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 洋上の船で傷病者が出たときを想定した「洋上救急」の訓練が3日、北海道・釧路港の沖合で、行われた。海上保安庁の巡視船「えりも」とヘリコプター、釧路市内4医療機関の医師ら計11人が参加した。

 日本水難救済会の事業。船から救急要請があると、巡視船やヘリが医師や看護師を乗せて向かい、病院に連れ帰る。国内には10カ所の洋上救急センター支部があり、釧路の道東地方支部では2009年以降に14回出動し、14人を運んだ。

 この日、えりもに乗船した医療者は、甲板におけるヘリへの傷病者のつり上げ訓練を見学したり、体験搭乗したりした。船内の救急設備の説明も受けた。

 参加した釧路孝仁会病院の看護師松岡美紀さん(44)は「機材も人手もない洋上救急の現場経験は、普段の医療現場でも応用できる」と話した。(宮永敏明)