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 政府が民事裁判の迅速化のために進める全面オンライン化の一環として、裁判所と弁護士事務所などをインターネットでつなぐ「ウェブ会議」の運用が、全国8地裁と特許裁判を専門に扱う知財高裁(東京)で始まった。

 ウェブ会議は、裁判の争点整理や和解協議で使う。裁判所へ当事者が出向かなくても済むことで、効率的に裁判が進み、裁判期間を短縮させる期待がある。専用のアプリを導入したパソコンがあればどこでも利用でき、原告や被告も一緒に参加できる。電子化した裁判の文書を画面に表示して議論することや、文書ファイルをそれぞれのパソコンで操作することも可能だ。

 初日の3日は仙台、大阪、福岡の各地裁と知財高裁で使われた。今後は、5月ごろに横浜、さいたま、千葉、京都、神戸の各地裁に、その後も順次広げていく予定だ。(北沢拓也)