拡大する写真・図版馬の由美子をなでる宮崎さん=2020年1月23日、高知県大月町、金居達朗撮影

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 高知県西部の小さな牧場で食肉用として殺処分されるはずだった1頭の馬の命を、ネット上で集めた資金で救おうというプロジェクトが進行中だ。引退した競走馬の余生を見守る活動を続ける、高知県土佐清水市のNPO法人「あしずりダディー牧場命の会」が呼びかけ、馬を買い取る計画。だが、集まった資金で馬を買い取った後も育てるのには費用がかかる。考え出した秘策は……。

 「ザクッザクッ」。同県大月町の森に囲まれた静かな厩舎(きゅうしゃ)に、大きなひづめで土をかく音が響く。食肉用として肥育され、市場に出されるはずだった牝馬(ひんば)の「由美子」だ。ブルトン種というフランス北西ブルターニュ地方原産の大型の馬種で、体重は1トンを超え、競馬で活躍するサラブレッド種の2倍にもなる。主に食肉用のほか、北海道のばんえい競馬にも用いられ、力が強く速歩(トロット)の優雅さも特徴的で客馬車を引く馬としても用いられてきた。由美子の年齢は6歳で、人間の年齢でいうと20代にあたるという。体格に反して性格はおとなしく、近づくと「ブルルル」と優しく鳴いた。

 2011年に同市でNPO法人…

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