痴漢通報アプリ、JR東日本が開発中 埼京線で実証実験

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細沢礼輝
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痴漢防止対策の実証実験が始まるJR埼京線=2017年3月、さいたま市中央区
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 JR東日本が、車内での痴漢被害をスマートフォンアプリで車掌に通報するシステムづくりを進めている。まずは痴漢の被害が多い路線とされる埼京線で、2月下旬から実証実験を始めることにしている。

 開発中のシステムでは、利用者は路線や行き先、号車、乗車位置などを専用のアプリにあらかじめ入力する。被害に遭った際に画面上の「乗務員に知らせる」をタップすると、車掌が携帯するタブレット端末に乗車位置などの情報とともに連絡が届く仕組みだ。

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痴漢被害を通報する専用アプリの画面。乗車する区間や乗車位置をあらかじめ入力する(JR東日本提供)

 車掌は車内アナウンスで「車内で迷惑行為の連絡がありました」「○号車のお客様より痴漢の通報がありました」と知らせたり、最寄り駅の駅員に教えたりして注意を促す。

 車内には車掌に連絡できる「SOSボタン」もあるが、JR東日本の担当者は「被害者からは『ボタンを押したり、声を上げたりすることが難しい』との声も聞く。アプリならばスマホを操作するだけで通報できる」と説明する。車掌だけでなく、周りで同じアプリを入れたスマホを持つ人に通報する機能もあるという。

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痴漢の被害に遭った際に通報する専用アプリの画面。スマートフォンを操作するだけで、車掌に通報することができる(JR東日本提供)

 実証実験では、2月下旬から…

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