信用スコアで融資金利バック DeNAと山口銀行など

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村井七緒子 箱谷真司
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 IT大手のDeNAは4日、地銀と組んで、利用者の信用スコアに応じて金利の一部をキャッシュバックする融資サービスを始めた。銀行にはない情報や技術力を生かし、これまでお金を借りにくかった人にも融資を受ける機会を広げる狙いだというが、注意すべき点はないのか。

 DeNAの新サービスは「Rerep(リリップ)」。山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行の地銀3行でのカードローンの利用者に対し、同意を得たうえでスコアを算出する。利用者は専用アプリで趣味や最近購入したもの、運動時間などの情報を登録するごとにスコアが上がり、スコアが高いほど金利負担が軽減される。融資開始時の金利は一律14・5%。最大で実質5%まで金利が下がる。

 信用スコアは一般に、利用者のネット上での行動データや質問への回答内容などをもとに算出する。従来の個人ローンは年収や勤め先、勤続年数などの属性情報が与信審査で重視され、転職者やフリーランスの人には不利だった。ネット上に蓄積されたさまざまなデータを活用することで、こうした人が好条件で融資を受けやすくなるとされる。

 信用スコアを融資や決済などに活用する動きは広がっている。

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