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 菅義偉官房長官は5日の衆院予算委で、情報漏洩(ろうえい)を理由に更迭された前総務事務次官から情報を得ていた日本郵政の鈴木康雄・前副社長が「議員会館の部屋にたまに来ていたのは事実」と明らかにした。

 鈴木氏に会ったのは「年に数回」だとし、2018年4月にNHK番組がかんぽの不正問題を報じたあとも数回会ったと説明した。

 ただ、NHKに抗議を繰り返していたことは聞いていなかったとし、かんぽの不正問題も「具体的な話はなかった」と述べた。総務次官が情報を漏らしていた昨年末は会っていないという。

拡大する写真・図版かんぽ生命のロゴマーク(同社提供)

 鈴木氏は菅氏が総務相になった06年に情報通信政策局長に就任。09年に事務次官にのぼり詰め、民主党政権への交代後の10年1月、就任から半年で事実上、更迭された。

 安倍政権が発足した後の13年6月に日本郵政の副社長に就き、郵政グループで「強力な権限を握る立場」(日本郵政幹部)だった。情報漏洩(ろうえい)問題などの責任をとって今年1月5日付で退任した。