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 新型コロナウイルスによる肺炎の流行で、中国の液化天然ガス(LNG)需要が急減しそうだ。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は、中国のLNG輸入業者が購入契約の一時停止を検討していると報じた。大消費国の中国が石油に続いてLNG購入も減らせば、エネルギー市場への打撃は大きい。米国からLNGなどを大量に買う米中通商協議の合意が守れるかどうかも危うくなってきた。

 FTによると、国有大手エネルギー企業は契約に含まれる「不可抗力」発生時の取り消し条項を使った輸入停止を探っているという。肺炎の流行を防ぐため春節の連休が延長され、その後も人の移動が制限されている。経済が停滞し、LNGを大量に使う工場は操業していないところが多い。

 極東のLNG価格は春節前と比べて16%落ちており、この2年半で最安の水準。LNG購入を止めれば、さらに価格を下げる要因となる。中国は2018年に5400万トンを輸入し、日本に次ぐLNG輸入大国だけに、世界の需給に大きな影響を与えそうだ。

 1月に調印した米中通商協議「…

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