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 赤字経営に陥っている弘南鉄道(本社・青森県平川市)の大鰐線(中央弘前―大鰐)と弘南線(弘前―黒石)を維持するため、弘前市など沿線5市町村は同社の2019年度と20年度の経常損益の赤字を全額補塡(ほてん)する方針を固めた。19年度の両線の赤字は計約5920万円と見込まれ、5市町村はそれぞれ地元の駅の利用者数の割合に応じた負担額を運行費補助金として20年度の予算案に計上する。

 5日の弘前市議会全員協議会で、桜田宏市長が明らかにした。沿線市町村の同社への運行費補助は初めてで、ほかの首長とも合意している。20年度の負担額は弘前市4075万4千円▽黒石市491万9千円▽平川市551万6千円▽大鰐町735万4千円▽田舎館村66万円と見込んでいる。20年度分の赤字は21年度の予算で補塡する。

 桜田市長は同協議会で、沿線市町村の首長と協議をしてきた経緯を説明。「事業者の経営努力だけでは運行の継続は困難な状況にある。当市にとってもなくてはならない弘南鉄道をしっかり維持、活性化させ、将来につないでいきたい」と支援に理解を求めた。

 5市町村は20年度の事業とし…

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