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 iPS細胞から心臓の筋肉の細胞(心筋細胞)をつくり、重い心不全の患者に移植する慶応大のグループの臨床研究について、再生医療を審査する学内の委員会が計画を承認した。慶応大が6日発表した。今後、グループは計画を国に申請し、認められれば移植できる。2020年度中の実施を目指している。

 研究しているのは福田恵一教授(循環器内科)らのグループ。重い心不全の患者は国内に10万人以上いるとされ、その中でも、心臓を収縮させる心筋細胞の働きが悪くなる「拡張型心筋症」の患者を対象とする。一度機能が落ちた心筋細胞は再生せず、状態が悪くなると心臓移植や補助人工心臓が必要だが、移植は年に50例ほどとされ、新しい治療法が望まれていた。

 福田さんらは、様々な細胞になるiPS細胞を使った治療法を研究。京都大から提供されたiPS細胞を心筋細胞に変え、それらを1千個集めて「心筋球」をつくって移植する。

 心臓のまわりには厚さ数ミリの脂肪の層があり、心臓を拍動させるには心筋細胞を内側に移植する必要があるという。心臓を傷つけないように特殊な針を刺し、先端にあけた複数の穴から心筋球を移植する。安全性を最優先するため、まずは5千万個の心筋細胞を移植する。

 拒絶反応を抑えるため、免疫抑…

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