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 任天堂は6日、新型コロナウイルスの影響により、中国でつくっているゲーム専用機「ニンテンドースイッチ」の出荷が遅れると発表した。生産の遅れが避けられなくなったためで、スイッチ自体が「品薄状態になる見通しだ」(広報)という。

 ゲームのソフト「リングフィットアドべンチャー」についても同様に、出荷が遅れるとした。任天堂はスイッチの生産を中国の工場に委託している。春節休業の延長によって、サプライチェーン(供給網)に影響が出たという。

 米中貿易摩擦の影響を見越し、昨年から生産の一部をベトナムに移しているが、「キャパシティー(収容能力)も限られており、コロナウイルスの対策で急激に増やせるものではない」(古川俊太郎社長)。

 任天堂は1月30日にスイッチの2019年度の世界販売台数の目標を、当初の1800万台から1950万台へ引き上げると発表したばかり。同日発表した19年4~12月期決算は、スイッチの販売の好調を受け、売上高が前年同期比2・5%増の1兆226億円、純利益が同16・4%増の1963億円だった。

 快調だったスイッチ販売に、ブレーキがかかることになる。今回の遅れに伴う業績の修正などは予定していないものの、「影響を注視していく」(広報)とした。(久保田侑暉)