[PR]

 名古屋市に住む銀行員の女性(47)は、2018年1月、乳がんが見つかり手術をすることになりました。若手の指導などリーダー的役割も果たす営業職。すぐに復帰できるだろうと思っていましたが、手術後、医師から思いがけない言葉を告げられました。

全摘後すぐ復職のはずが

 がんの疑いがあるとわかった翌日、すぐに上司の副支店長にこう伝えた。「ちょこちょこお休みをいただくことがあるかもしれません」

 1カ月ほど前、妹の左右の乳房にがんが見つかった。それをきっかけに、赤羽乳腺クリニック(名古屋市)で検査を受けていた。

 マンモグラフィー、超音波検査に加え、追加でCTも撮影した。画像を見た赤羽和久(あかはね・かずひさ)院長(48)から「ほぼ乳がんですね」と告げられた。

 「そうですか……」。女性は「妹と2人で闘病していけばいい。これで妹の気持ちに寄り添うことができる」とぼんやりと考える一方、「すぐに上司に伝えなければ」と思った。

 銀行の営業職。若手の指導など、リーダー的な役割も果たしていた。治療で休むことが増えれば、職場にも影響が出る。伝えないわけにはいかなかった。

 クリニックから紹介された愛知県がんセンター中央病院(同市)で改めて検査を受け、4月に手術を受けることになった。その時点では「リンパ節への転移はなく、それほど悪質ながんではないようだ」と伝えられていた。仕事へもすぐに復帰できるかもしれない、と思っていた。

 手術日までは、がむしゃらに営業しよう。直属の上司のほかには細かいことは伝えず、周囲にがんと気付かれないように、成績も上げたうえで休みに入ろう。そしてなるべく早く職場に戻ろう。そう心に決めていた。

 年度末の最終営業日となる3月30日は午前中まで出勤。4月1日にがんセンター中央病院へ入院した。2日後、左乳房を全摘出する手術を受けた。

拡大する写真・図版入院した病室。自己啓発のために参考書を持参したが、痛みもあり勉強はできなかった(本人提供)

 医師から思いがけない言葉を告げられたのは、その翌朝だった。「リンパ節に転移がありました」。手術で取り除いたがん組織の詳しい検査結果を受け、その後の治療の方針を決めていくことになるという。

 手術が終わったら、すぐに仕事に戻るつもりだった。その予定にどんな影響が出るのだろう――。じわじわと不安が襲ってきた。

■まさかの抗がん剤…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

【5/12まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら