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 いぶりがっこ作りが盛んな秋田県横手市山内で5日、出来栄えを競う「いぶりんピック」があった。市内から17人が出品し、秘伝の味で勝負した。生産者の技術向上や交流を目的に、2007年から山内いぶりがっこ生産者の会と市が主催する。

 天然由来のもので漬けた「クラシカル」と添加物を使ったものや料理などの「フリースタイル」の2部門に分かれ、審査には料理関係者や秋田大学生など10人があたった。

 審査員は、出品者ごとに皿に盛られ、テーブルに置かれたいぶりがっこを口に運んでは、味や香り、歯ごたえを吟味し、点数を付けた。生産者の会の佐藤健一会長(63)は「賞を取るためにレシピに工夫を重ねた品が並んでいる。最近は消費者の好みを反映し、色も塩分も薄いものが多い」と話した。

 クラシカル部門で金賞に選ばれたのは、同市山内の中村千佳子さん(59)。講評では「飛び抜けていた。甘さ塩加減がちょうどよく、見た目もよかった」と評価された。作り始めて5年になり、3回目の出品での受賞。中村さんは「びっくりした。オリンピックの年に賞を取れてうれしい」と喜び、中心になって作った夫の章さん(64)に「早く知らせたい」と贈られたたるを手に笑顔を見せた。(山谷勉)