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 世界保健機関(WHO)テドロス・アダノム事務局長は6日の記者会見で、新型コロナウイルスによる肺炎との闘いについて、未解明な点が多いため治療法が確立せずワクチン開発にも時間を要しているとして、「シャドーボクシングのようだ」と述べた。

 テドロス氏は、新型肺炎は80歳以上で特に注意が必要といった傾向がある程度わかっているものの、解明されていない点が多いと説明、「(ウイルスを)適切に攻撃できるようにしなければならない」と述べた。

 WHOは中国政府から報告を受けてまとめるデータ上、6日は感染が確認された件数が前日から初めて減ったが、緊急対応責任者のマイク・ライアン氏は「予断は許さない」と述べた。武漢や湖北省の外では状況が安定しているものの、1日で3千人以上の感染が確認される状況は「まだ大いに心配だ」とした。(ジュネーブ=吉武祐)