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 陸上の男子円盤投げの日本記録(62メートル16)を持ち、先天性の聴覚障害で両耳がほぼ聞こえないトヨタ自動車の湯上剛輝(まさてる)選手(26)が6日、愛知県豊田市にあるトヨタの企業博物館「トヨタ会館」で愛知、静岡県の聾(ろう)学校・聴覚特別支援学校の子どもたち35人と交流した。

 普段、左耳に取り付けられた人工内耳で音を聞いている湯上選手は、約2キロある円盤や日本選手権の金メダル、デフリンピックの銀メダルを子どもたちに持たせた。子どもたちは「毎日、何時間ぐらい練習していますか」などと手話で質問。湯上選手の返答を、聾学校の先生が通訳した。

 岡崎聾学校小学部6年の平形飛翼(つばさ)君(11)は「湯上選手のメダルがかっこよかったです」。湯上選手は「同じような境遇の子たちに、夢と希望を与えられるように、もっと頑張りたい」と話した。(小山裕一)