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 7月24日の東京五輪開会式の演出で、アイヌ民族の伝統舞踊は不採用になった。開閉会式の総合演出を統括する狂言師の野村萬斎さんが7日、「式典の制約の中で、(踊りが)はまらなかった」と語った。

 アイヌの舞踊を巡っては、北海道アイヌ協会が中心となって政府や大会組織委員会に要望していた。

 しかし、関係者によると、内閣官房アイヌ総合政策室が1月末、同協会に開会式での不採用を説明。マラソン・競歩の札幌開催に合わせた舞踊の披露を札幌市と協議しているという。

 シドニーやバンクーバーなど過去の五輪では先住民が開会式に登場していた。野村さんは「アイヌの方との共生も視野にいれた式典になるようにしている」と述べ、アイヌ民族の存在を知らせる演出が含まれることにも言及した。