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 「物言う株主」(アクティビスト)として知られる米投資ファンド、エリオット・マネジメントが、ソフトバンクグループ(SBG)の株式を25億ドル(約2750億円)分以上、買い進めていることが明らかになった。米紙ウォールストリート・ジャーナルが6日、複数の関係者の話として報じた。SBG傘下のファンドの運営などをめぐり改善を求めているという。

 エリオットによる投資額は、SBGの時価総額の3%程度に相当するもよう。同紙によると、エリオット幹部はすでに孫正義会長兼社長らと会い、企業統治の改善策などについて協議。SBG傘下の投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」をめぐり投資判断の透明性を高めるよう求めたほか、100億~200億ドルの自社株買いも要求したという。

 SBGは、米シェアオフィス「ウィーワーク」運営会社への投資にからんで巨額損失を出し、2019年9月中間決算で15年ぶりの営業赤字に転落。孫氏の眼力に頼る投資手法や借り入れの大きさに、市場から厳しい目が注がれている。(ニューヨーク=江渕崇)