[PR]

 成田空港の一般客が立ち入りできない区域の一つで昨年末、区域内のどの建物の扉も解錠できる親鍵「グランドマスターキー」がなくなっていたことが、成田国際空港会社(NAA)などへの取材でわかった。旅客や航空機の安全に直接影響はないとされるが、現在も見つかっていないという。

 NAAなどによると、鍵は区域内の警備などを請け負う民間会社がNAAから預かり、事務所で保管していた。昨年12月13日昼に事務所内にあるのが確認されたが、15日午前1時ごろに点検した際になくなっていることがわかった。NAAは区域内の扉の錠を交換し、警備を強化しており、今のところ悪用された痕跡はないという。

 今夏の東京五輪・パラリンピックを控え、テロ対策など保安態勢の強化が求められる中での鍵紛失で、NAAは「あってはならないこと。事実をしっかり分析して管理態勢の見直しなど、再発防止を図る」としている。(福田祥史)