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 試薬大手のタカラバイオ(滋賀県草津市)が、新型肺炎の感染を調べるための検査試薬を増産している。中国・大連にある工場は、当局の許可で春節期間中も操業を続け、1週間あたりの生産量は25万人分と通常の50倍に達した。

 感染の有無を知るには、新型コロナウイルスの遺伝子を増幅させる必要がある。「PCR」という手法で、この検査に同社の試薬が使われているという。主力工場がある大連市からの要請を受け、春節休暇を返上して増産に取り組んだ。

 中国各地に出荷しているが、現地では感染の拡大で在庫が不足気味だという。広報担当者は「今後の態勢は未定だが、できる限り増産に協力していきたい」としている。(大川洋輔)