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 1995年6月に山口県萩市沖で漁獲された「サンサイフグ」の標本が下関市の水族館「海響館」で展示されている。担当者は「日本沿岸で採集された正式な記録はこれまでなかった。海響館にいる他のフグと見比べてみて」と観賞を呼びかけている。

 体長26・9センチで、飼育スタッフが昨年、萩博物館の標本を調査した際、保存液に漬けられた状態で発見した。胸びれの後ろにある黒斑がトラフグのような円形ではなく、体表にある小さなとげが背と腹部で分かれているといった特徴から、サンサイフグと確認した。

 東シナ海や黄海などに分布し、日本でも以前は水揚げされていた。中国の唐の時代の陶器「唐三彩」の色調をしていることから命名されたという。16日まで展示する。(貞松慎二郎