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 鉄鋼最大手の日本製鉄が国内の生産拠点の大規模な合理化策を打ち出した。3年半後をめどに閉鎖が決まった呉製鉄所がある広島県呉市をはじめ、対象の拠点の地元には動揺が広がった。

拡大する写真・図版日本製鉄が閉鎖すると発表した日本製鉄の呉製鉄所=2020年2月5日午前10時46分、広島県呉市、朝日新聞社ヘリから、小杉豊和撮影

 呉製鉄所は戦艦大和の建造で知られる旧日本海軍の「呉海軍工廠(こうしょう)」の跡地にたち、1951年から操業を続ける。近くの造船大手ジャパンマリンユナイテッド呉事業所と並ぶ地元の「二枚看板」のひとつだ。敷地は東京ドーム30個分の143万平方メートルと広大で、協力会社を含めて3千人余りが働く。7日午後、仕事を終えた20代の協力会社の男性従業員は「会社からは何も説明がない。本当にここがなくなるなら、次の仕事を探さなくては」と戸惑う。

 影響は製鉄所内だけにとどまらない。市内には金属加工や機械の卸売りといった関連産業が集積し、製造品出荷額のうち鉄鋼が約3割を占める。さらに設備の補修や運送業者など幅広い業種が連なる。

 機械加工を手がける地元中小企業の社長は「会社の存亡に関わる事態だ」と危機感を募らせる。売り上げの大半は製鉄所の設備まわりの仕事だ。「従業員の生活を守らないといけない。新規の取引先開拓など、やれることをやるしかない」

 日本製鉄はグループの社員には…

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