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 新型コロナウイルスによる肺炎が広がる中国・湖北省武漢市に、500人を超えるパキスタンの留学生が取り残されている。感染が国内に及ぶのを恐れて、政府はチャーター機を派遣しないことを決定。留学生たちは「私たちを見捨てないでほしい」と訴えている。

 「学生11人が入院し、うち3人が死亡したと教官から告げられました」。武漢の理系大学に通うパキスタン人のアクタール・アラムさん(27)が7日、朝日新聞の電話取材に応じた。

 日米印などの学生は自国政府が派遣したチャーター機などで帰国したが、アラムさんの寮には約70人のパキスタン人が残されているという。

 アラムさんによると、大学だけでなく、銀行や商店も営業しておらず、普段にぎやかな通りは閑散としている。寮の玄関に体温の計測器が置かれ、発熱していないか教官に知らせるのが日課だ。

 「寒気や頭痛がしただけでついに自分も、と考えてしまう」。自室にこもり、SNSで友人と無事を確かめ合う毎日だという。

 パキスタン政府によると、武漢…

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