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 新型肺炎の広がりでマスク不足が深刻な中国が、マスク増産に向けた総動員態勢に入った。電機メーカーや自動車メーカーまでマスク生産に参入しているが、億人単位の人々が連日新しいマスクを求めるという異常事態に、需要を満たすことはできるのか。

 米アップルのiPhoneを生産する鴻海精密工業は広東省深圳市の工場でマスク生産ラインを導入し、5日に試作をした。2月末には1日当たり200万枚が生産できるようになる見込みだ。

 まずは約100万人にのぼるというグループ従業員向けに使うとしつつも、状況を見て積極的に外部への支援に回すという。

 自動車メーカーのBYDは8日、マスクと消毒液の生産を始めると表明した。17日前後には量産態勢に至るといい、2月末には1日あたりマスク500万枚、消毒液5万瓶を製造する計画だ。

 深圳市に主要拠点を置く両メーカーが自らマスク生産に乗り出す背景には、おひざ元での感染拡大が自社の生産を脅かしていることがありそうだ。8日に発表された広東省の累計感染者数は1075人にのぼり、発生源となった武漢市のある湖北省に次いで多い。うち、深圳市の感染者は広東省全体の3分の1となる351人を占める。

 感染は南部の広東省のほか、アリババ集団など大手IT企業や製造業が本拠を置く東部の浙江省でも広がりを見せており、拡大阻止は早期の経済復興に向けても急務となる。

 こうした異業種による参入で、中国のマスク不足は解消に向かうのか。

 中国では感染防止のためマスク…

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