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 宮城県山元町の農水産物直売所「やまもと夢いちごの郷」が1周年を迎え、8日に感謝祭があった。「復興のシンボル」として昨年2月に開業し、今年1月には来場者が60万人を超えて、想定以上のにぎわいを見せている。感謝祭は9日まで。

 感謝祭では名産のイチゴが通常より1~2割引きで売られ、団子汁や焼いたホッキ貝がふるまわれた。仙台市宮城野区の無職尾形清治さん(70)は両手にイチゴの袋を提げ、「大人気と聞いて初めて来た。早く帰って食べたい」と笑った。

 同町では、東日本大震災の津波でイチゴ農家129戸中125戸が栽培施設を失うなどの被害を受け、6割ほどが復旧した。直売所は町などが出資する第三セクターが運営。「7年目で年間来場者35万人」を目標に掲げていたが、国道6号沿いでJR常磐線坂元駅前という立地の良さもあり、開業1カ月で5万人が訪れた。イチゴの旬が終わる夏場は、高級ブドウやメロンなどでカバーした。

 斎藤俊夫町長は「ありがたい限り。復興のシンボルとして町民により定着してもらいたい」と話した。(大宮慎次朗)