北海道)「君の椅子」被災地厚真の子へ

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西川祥一
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 生まれてきた子どもに古木でつくった椅子を贈り、地域でその誕生を祝う「君の椅子」プロジェクトに、北海道胆振東部地震の被災地・厚真町が加わった。8日、一昨年9月の地震後1年間に生まれた子どもたちに自分だけの椅子が贈られた。あの日、町は甚大な被害に見舞われた。一方で、41人の新しい命も誕生していった。関係者は、子どもへの希望と復興への期待を重ねる。そしてこう口々に声をかけた。「生まれてきてありがとう」

 町では胆振東部地震で37人の命が失われた。宮坂尚市朗町長は、「君の椅子」に関心を持ち、昨年7月にプロジェクトの代表で北海道文化財団理事長の磯田憲一さんを訪ねた。

 「あの日、厚真町は想像以上の被害を受けて、当たり前にあったごく普通の日常を失った。それでも、この町に産声をあげた子どもたちは、地域から誕生を祝福され、見守られながら成長し、必ず町の将来を支えてくれる」。磯田代表の言葉に、宮坂町長は共鳴し、9月に町としてプロジェクトの参加を決めた。

 ちっちゃな「君の椅子」は同…

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