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 山口県下関市で「市民の足」として親しまれた路面電車の最終運行日だった1971年2月6日の様子を記録した映像の上映会が8日、市内のシーモールシアターであった。撮影者や元運転士らのトークショーもあり、海峡の街を走り抜けた電車の思い出を語り合った。

 撮影したのは元市職員の戸村誠一郎さん(82)。イベント企画会社「山中プロダクション」(山中昇代表)が昨年初めて上映会を開いたところ好評で、新たにインタビュー映像などを加えて再編集した。

 戸村さんは愛用の8ミリカメラを構えて見せ、「電車が好きやから、将来見て楽しみたいと思って撮った」。元運転士の川内剛志さん(82)は実際に使われていたコントローラーの操作方法を説明し、「大きな事故もなく終えられたのを感謝しています」。元車掌の谷下正幸さん(79)は現役当時の車内アナウンスを披露し、来場者を和ませた。9日も午前10時から1時間おきに上映する。(貞松慎二郎