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 神奈川県庁で使われていた中古のハードディスク(HDD)が外部に流出した問題に絡み、窃盗罪に問われた処分請負会社「ブロードリンク」の元社員・高橋雄一被告(51)の初公判が10日、東京地裁であった。高橋被告は「間違いございません」と起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、高橋被告は同社の本部テクニカルセンター(東京都大田区)で中古HDDのデータを消去してリサイクルに回し、消せないものは破壊する担当をしていたと指摘。昨年12月3日午前6時40分ごろ、人目がないタイミングでHDD12個(計約2万4千円相当)を持ち出した、と主張した。

 高橋被告は、これとは別に神奈川県のもの18個を含む24個(約4万8千円相当)も転売目的で盗んだとして、窃盗容疑で警視庁に再逮捕されている。検察側はこの日、追起訴の予定があると明らかにした。

 持ち出しは昨年12月、HDDが流出しているとの情報を受けたブロードリンクの社内調査で発覚。個人情報が十分に消去されていない県のHDDも、ネットオークションで落札されていたことがわかった。(阿部峻介)