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 津波や洪水の時に避難する新型シェルターが7日、障害者の自立を支えるNPO法人「JCIテレワーカーズネットワーク」(鳴門市大麻町池谷)の敷地に設置された。災害時の障害者や高齢者の逃げ遅れを防ぐ手立てとして、関係者は期待を寄せている。

 シェルターは静岡市の住宅メーカー小野田産業が開発した「サムライフ」(約250万円)。長さ3・3メートル、幅3・2メートル、高さ2・3メートル、重さ550キロ。難燃性の発泡スチロールに特殊な樹脂を吹き付けている。水に浮きやすく、断熱性に優れ、強度も高いという。室内にはベンチや机があり、最大14人が入れ、食料や水も備蓄できる。普段はオフィスなどに使える。

 この日の納入セレモニーで、JCIの猪子和幸理事長は「災害弱者の高齢者、障害者が自力で生き残り、避難生活を生き延びるため、探していた物がこれと確信した」とあいさつした。筋ジストロフィー患者の鈴木雅彦さん(37)は取材に、「災害時は避難を諦めるしかないと思っていた。助かる手段が提供されたと感じる」と話した。

 「サムライフ」は昨年発売され、国内での導入はJCIが初めてだという。(福家司)