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 横浜港に停泊中の大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の運営会社「プリンセス・クルーズ」は10日までに、乗客に旅費を返還する方針を明らかにした。

 同船では、これまでに計70人が新型コロナウイルスに感染したことが判明。船内ではいまも、3600人余りが上陸できないまま足止め状態となっている。

 同社の日本オフィス「カーニバル・ジャパン」によると、旅費は旅行会社を通して返金する予定で、利用者が帰宅した後、領収書とともに請求書を出してもらうという。全ての乗客に書面で通知したという。担当者は「少しでもお客様のストレスの軽減につながれば」と話している。今回のクルーズは15泊16日の予定で、代金は25万円から138万2千円。

 乗客の50代男性によると、書面ではクルーズ料金のほか、乗船前後の航空運賃や宿泊費など乗客が支払った料金の全額を払い戻すとしている。下船後、帰宅までの手段については、日本政府との話し合いがまとまり次第、改めて伝えると記されている。

 電話取材に応じた男性は「判断が早くて驚いた。多くの日本人乗船者はこれで納得するのではないか」と話した。